スマホで動画を選んで副収入は詐欺?運営者を探した
ヤマトです!
今回は「スマホで動画を選んで副収入!」という広告を取り上げます。
書かれているのは「最低でも即日2万円GETできる副業」、そして3か月目の月収は120万円。
銀行の残高とグラフまで貼ってあるので、たしかに稼げていそうに見えるんですよね。
ただ数字を一つずつ見ていくと、広告の中だけで話が合わなくなります。
スマホで動画を選んで副収入は、登録をおすすめできないと判断しました。
ヤマト 同じ形の広告についての相談は、私のLINEにもよく届いています。
スマホで動画を選んで副収入とはどんな広告か
運営者の名前が出てこないまま、月収の報告だけが続く広告です。
ページの形は「第3回『3か月目/月収報告』」という連載風になっていました。

書き手は自分の月収を報告していく形をとっています。
読者の側から見ると、先に始めた人の記録を追いかけている気分になる作りですね。
ただ「第3回」と書いてあるのに、第1回と第2回へ行くリンクはどこにもありませんでした。
始めた経緯やつまずいた話は、前の回にあることになっています。
読めるのは、いちばん景気のいい3か月目だけです。
ヤマト 連載の形はしていますが、読めるのは1ページだけでした。
銀行の残高2枚は、1行ずつ計算が合う
先月にあたる2か月目は「月収80万円突破!!」でした。
その根拠として、銀行アプリの画面が2枚貼られています。

数字を並べると、こうなります。
| 画面 | 表示されている残高 |
|---|---|
| 2026年4月 | 2,005,780円 |
| 2026年5月 | 2,816,520円 |
| 差額 | 810,740円 |
差は810,740円で、「80万円突破」とだいたい合います。
ヤマト 明細も1行ずつ引き算しましたが、残高はきちんと合っていました。
つまりこの2枚については、数字が作り込まれているということです。
残高の推移だけを見れば、たしかにお金は増えています。
作り物の画面なら、ここまで細かく合わせる必要はありません。
明細の1行ずつと残高が最後まで揃っているので、少なくとも雑には作られていないと言えます。
先に書いておくと、この広告で計算が合っていたのはここだけでした。
ただ、残高が増えていることと、その理由がこの副業であることは別の話です。
画面に写っているのは入出金の記録で、何をしてそのお金が入ったのかは写っていません。
スマホで動画を選んで副収入の月収グラフは本文と合わない
本文の120万円を、グラフが描けていません。
3か月目の報告として、本文にはこう書いてありました。
3か月目の月収 なんと…「1,200,000円」突破!!!
スマホで動画を選んで副収入の広告ページより
その直後に「グラフで見るとこんな感じです」と続いて、棒グラフが置かれています。

縦軸を見てください。
一番上が100万円です。
120万円を突破したと書きながら、120万円を描ける目盛りになっていません。
3か月分を並べると、どの月もずれている
ずれているのは3か月目だけではありませんでした。
本文の記載と、真下の棒が指している位置を並べます。

| 月 | 本文の記載 | グラフの棒 |
|---|---|---|
| 2か月目 | 80万円突破 | 50万円あたり |
| 3か月目 | 120万円突破 | 80万円で止まる |
グラフの縦軸は最大が100万円なので、120万円は最初から描けません。
ヤマト 文章とグラフを別々に作って、突き合わせないまま並べたように見えます。
同じページの中で、いちばん目立つ数字が2通りあるということです。
どちらが本当かは、この広告を読んでいるかぎり決められません。
決められるとしたら、実際に振り込まれた記録を見せてもらったときだけです。
そしてその記録は、3か月目については貼られていませんでした。
貼られていたのは2か月目までの銀行残高で、いちばん大きい120万円だけ裏づけがない形になります。
「現在」と書いてあるのに証拠は数か月前
もう一つ、日付を見てください。
貼られている画面の撮影時期を並べると、こうなりました。
| 何の画面か | 画面の日付 |
|---|---|
| 銀行残高(1枚目) | 2026年4月 |
| 銀行残高(2枚目) | 2026年5月 |
| 参加者の声の振込画面 | 2026年6月10日 |
| 私がこの広告を見た日 | 2026年8月26日 |
広告の本文は「そして、3か月目の現在がこちらです」と書いています。
「現在」と書かれているものが、3か月以上前の画面でした。
同じ文面が、更新されないまま置きっぱなしになっているのでしょう。
では、この報酬は誰が払っているのでしょうか。
スマホで動画を選んで副収入の報酬は誰が払うのか
紹介した人が稼いでいる、と広告自身が書いていました。
読み進めると、こんな吹き出しが出てきます。

さらに驚いたのが、この副業を紹介した方の中には、私以上の成果を出している人もたくさんいること。
スマホで動画を選んで副収入の広告ページより
動画を選ぶ作業より、紹介するほうが稼げると読める書き方です。
参加者の声に並んでいる金額
そのあとに参加者の声が並びます。

出ていた金額を書き出すと、こうなります。
| 誰の声か | 金額 |
|---|---|
| 自己ベスト更新という報告 | 420,000円 |
| 59歳・清掃業の方 | 381,024円 |
| 今月の報告 | 450,000円 |
車や洗濯機、旅行先の写真が添えられています。
ヤマト 気持ちが動くのは分かります。私も昔はこういう画面に弱かったので。
この声が「体験談」として置かれていること
並んでいるのは、どれも本人が言ったとされる金額です。
裏づけになる書類や、第三者が確かめた形跡はありません。
体験談を広告に使うこと自体は、どこの会社でもやっています。
ただ、うまくいった人の声だけを並べると、読んだ人はそれが普通の結果だと受け取ります。
この広告には、稼げなかった人の話が1件も出てきません。
うまくいった3人だけが載っている状態で、全体で何人が始めて何人が続いたのかは分かりません。
ヤマト うまくいかなかった人の声が無い広告は、そこが抜けています。
広告の表示について国がどう考えているかは、消費者庁の表示規制の概要にまとまっています。
紹介で報酬が出る仕組みそのものは悪くない
念のため書いておくと、紹介して報酬が入る仕組み自体はどこにでもあります。
商品を勧めて、買った人がいたら紹介した側にお金が入る。
普通の会社もやっていることで、それだけで怪しいという話ではありません。
引っかかるのは、この広告が紹介で稼げることを、仕事の説明より先に書いているところでした。
動画を選ぶ作業でいくらになるのかは、最後まで出てきません。
普通の仕事なら、単価と本数を掛ければ収入が計算できます。
1本いくらで、1日に何本できるのか。
その2つが分かって初めて、月にいくらになるかが見えます。
この広告には、そのどちらも書かれていませんでした。
スマホで動画を選んで副収入の仕事内容は何か
「スマホをタップするだけ」で説明が終わっていました。
「実際に何をするの?」という見出しがあって、その答えがこれです。

「たくさんある動画の中から選んで、スマホでタップして進めていく作業になります」。
説明はここまででした。
誰の動画を、何のために選ぶのか。
タップされると誰が得をして、その利益のどこから報酬が出るのか。
一つも書かれていません。
ヤマト 仕事の説明で、依頼する人が出てこないのは珍しいです。
「最低でも即日2万円」の2万円が何なのか
タイトルにある「最低でも即日2万円GETできる副業」の2万円にも触れておきます。
本文を読むと、これは働いて得た報酬ではありませんでした。
書き手自身が「特典の2万円が気になる…」と書いていて、始めたときにもらえるお金という扱いです。
つまり作業の対価ではなく、登録の特典ということになります。
ヤマト 即日2万円という言葉から想像するものとは、少し違いますね。
誰がその2万円を出すのかも、やはり書かれていません。
初日3.8万円を時給に直すと22万8千円になる
作業時間と報酬の数字は、どちらも広告に書いてあります。

書き手は「特典の2万円が気になる…」という理由で始めた、と書いています。
そして「初日に3.8万円の報酬を受け取ることができました」と続く一文。
作業は1日10分と書かれているので、この2つを割り算してみます。

| 計算 | 結果 |
|---|---|
| 38,000円 ÷ 10分 | 時給 228,000円 |
| 時給228,000円 × 月160時間 | 月収 3,648万円 |
同じ広告の中の数字どうしを掛け合わせただけで、この金額になります。
3か月目の「月収120万円」とも桁が合いません。
作業時間か報酬額の、どちらかが本当ではないということです。
仕事の中身が分からないまま登録に進むのが不安で、止まっている方は多いです。
私のLINEにも、同じところで手が止まったという相談が届いています。
ヤマトに相談するスマホで動画を選んで副収入の運営会社はどこか
会社名も個人名も、1文字も見つかりませんでした。
ページの一番下まで送ると、こうなっています。

著作権の表示は「スマホで動画を選んで副収入!」だけ。
サイトの名前がそのまま入っているだけで、運営している会社も人も出てきません。
著作権の表示は、ふつう権利を持っている会社か個人の名前を書く場所です。
そこにサイト名を入れているということは、誰が権利を持っているかを書いていないのと同じになります。
ヤマト ここを見るだけでも、だいたいの見当はつくんですよね。
一番下に置いてあるのは免責の一文だけ
その上には、薄いグレーの小さな字でこう書かれていました。
※当サイトのコンテンツ・情報について、必ずしも収益を保証するものではありません。あらかじめご了承ください。
スマホで動画を選んで副収入の広告ページより
月収120万円と即日2万円を並べたページの最後に、収益は保証しないと書いてある形です。
ヤマト この一文だけは、ちゃんと置いてありました。
ただ、置き方には特徴があります。
月収の数字は大きな太字で、真ん中に置かれていました。
この一文は薄いグレーの小さな字で、いちばん下です。
| 何が書いてあるか | どう置かれているか |
|---|---|
| 月収120万円・即日2万円 | 大きな太字・ページの中央 |
| 収益は保証しないという一文 | 薄いグレーの小さな字・最下部 |
強い言葉を先に見せて、条件をあとから小さく添える形ですね。
読む順番どおりに進むと、この一文にたどり着く前にボタンを押すことになります。
運営者情報が置かれる場所は、4か所とも404
念のため、運営者情報がよく置かれている場所を直接開いてみます。

結果を並べると、こうなりました。
| 探した場所 | 結果 |
|---|---|
| 特定商取引法に基づく表示 | 404(ページが無い) |
| 会社概要 | 404(ページが無い) |
| プライバシーポリシー | 404(ページが無い) |
| 本文中の「運営者」「所在地」の記載 | 1件も無し |
特定商取引法(ネット販売のルール)は、通信販売の広告に事業者の名前や住所を表示することを決めています。
消費者庁の通信販売広告についてのページに、表示すべき項目が並んでいます。
条文そのものはe-Gov法令検索の特定商取引に関する法律で読めます。
何かあったときに、連絡する相手がいません
名前も住所も電話番号も書かれていないので、話が違うと思っても伝える先がないということです。
消費者庁もインターネットをめぐる消費者トラブルとして、ネット上のもうけ話に注意を呼びかけています。
ネットで申し込むタイプの取引がどう扱われるかは、消費者庁の通信販売のページにまとまっています。
なお、通信販売にはクーリングオフの制度がありません。
返品できるかどうかは、売る側が広告に書いた条件しだいになります。
その条件を書くページ自体が無いので、この広告では返せるかどうかを確かめる方法がないということです。
では、ボタンを押すとどこへ着くのでしょうか。
スマホで動画を選んで副収入に登録するとどこへ行くのか
LINEに着く前に、もう1か所を経由します。
「お試し参加はこちら」を押しても、その場でLINEには飛びません。
途中に別のサーバーを1つはさんでいました。

たどった順番を書き出すと、3段になります。
| 段 | 着いた場所 |
|---|---|
| 1 | 広告のページ(お試し参加はこちらのボタン) |
| 2 | 別のサーバー(紹介者の番号が付いたURL) |
| 3 | LINEの友だち追加画面 |
最後はLINEの友だち追加画面に着きます。
私は転送の記録を取った時点で止めました。
友だち追加はしていません。
途中のURLに入っていた紹介者の番号
2段目のURLにはafl=red063 という文字が入っています。
紹介した人を見分けるための番号です。
紹介報酬の仕組みで使われるもので、ネット上のあちこちにあります。
仕組みそのものが悪いわけではありません。
引っかかるのは、広告に書かれていた一人称のほうでした。
「特典の2万円が気になって始めた」と書いている人のボタンの先に、紹介者の番号が入っています。
ヤマト 書いている人の立場が、読者に伝えられていないということですね。
経由先のサーバーを開くと「みずき@月収報告」という名前が出てきました。
そこにも会社の情報はありません。
つまり3段たどっても、責任を持つ相手の名前は1度も出てこないということです。
もう友だち追加してしまった場合に見るところ
すでに追加してしまった方も、この記事を読んでいると思います。
友だち追加をしただけの段階なら、まだ何も始まっていません。
見るところは3つです。
まず、相手から最初に届くメッセージに会社名が書いてあるか。
次に、作業の説明が来る前にお金の話が出てくるか。
そして、金額を言われたときにその場で決めさせようとするか。
ヤマト この3つのどれかに当たったら、そこで一度手を止めてください。
相手が会社としてやっているなら、名乗ることを嫌がる理由がありません。
聞いても返ってこないときは、それ自体がひとつの答えになります。
やり取りの画面は、消したくなっても残しておくほうがいいです。
広告そのものは数日で消えることがあり、あとから同じページに戻れなくなります。
では、この広告で実際に稼げた人はいるのでしょうか。
スマホで動画を選んで副収入の口コミ・評判はあるのか
実際に参加した人の書き込みは見つかりませんでした。
良い評判があれば書くつもりで探しています。
探した結果を、広告の中と外に分けて並べます。

この広告の名前で検索しても、参加者の感想が出てきません。
出てくるのは副業一般を扱った記事ばかりでした。
見つからなかったという事実も、そのまま書いておきます。
これだけ多くの人が稼いでいるなら、どこかに感想が残っているはずです。
月収120万円という金額が本当なら、なおさら話題になります。
実際に続いている副業なら、うまくいった話も愚痴も両方が外に出てくるものです。
この広告は、稼げたという声も、稼げなかったという声も、どちらも外にありませんでした。
ヤマト 広告の中の声しかない、という状態でした。
同じ形の広告に登録してしまった方の書き込みなら、知恵袋にいくつも残っています。
国民生活センターのインターネットトラブルのページにも、似た形の相談が集まっています。
詳しい記録 LINE副業の広告に共通する特徴と、知恵袋に出ている請求額をまとめましたここまでの内容を、判断できる形にまとめます。
スマホで動画を選んで副収入は詐欺?私が今回出した判断
確認できたことを、先にまとめます。

- 本文の月収120万円に対し、グラフの縦軸は100万円までしかない
- 3ヶ月目の棒は80万円で止まり、2か月目も本文と棒が合わない
- 「現在」と書かれた証拠は3か月以上前の画面
- 仕事の説明は「タップするだけ」で、報酬の出どころが書かれていない
- 1日10分で初日3.8万円は、時給に直すと22万8千円になる
- 運営している会社の記載は1枚も無く、探した4か所すべてが404
スマホで動画を選んで副収入には、手を出すべきではありません。
残高の数字そのものは、丁寧に作り込まれていました。
だからこそ、グラフだけが合っていないのが引っかかります。
広告で見せられる残高や振込の画面は、作ろうと思えば作れてしまうものです。
本当に見るべきなのは、その裏側に会社があるかどうかでした。
ここが空っぽだと、話が違ったときに伝える先がありません。
今回のように月収報告の形をとった広告を見たときは、次の3つを先に見てください。
| 見るところ | 判断のしかた |
|---|---|
| 数字と図が合っているか | 本文の金額をグラフや表がそのまま描けているか |
| 証拠の日付 | 「現在」と書いてあるのに古い画面が貼られていないか |
| ページの一番下 | 会社名・住所・電話番号が1つでも書いてあるか |
3つとも、登録する前に自分の目で確かめられます。
特別な道具も知識も要りません。
ページを上から下まで一度送るだけで、だいたい分かります。
今回の広告は、3つとも当てはまりました。
だから登録はおすすめしません。
ヤマト お金の話より先に、誰がやっているのかを見てください。
タップするだけで月に何十万円も入る仕事を、私は知りません。
代わりに出せるのは、自分の手で動かして今も続いているものの話だけです。
「この広告のLINEを、もう追加してしまった」
「まだ押していないが、似た広告をよく見かける」
この広告に限らず、気になっているものがあれば聞かせてください。
ヤマトに相談する私も昔は、こういう月収報告を読んで、自分にもできそうだと思っていました。
実際に登録して、何も起きないまま終わったことも一度や二度ではありません。
遠回りした分だけ、広告のどこが作り物かは見えるようになりました。
数字が派手な広告ほど、先に見るのは金額ではなく名前のほうです。
ヤマト 副業やお金のことなら、何でも聞いてください。
気軽に送ってもらえれば、必ずお返事します。
ヤマトに聞いてみるコメント
読み込み中...
